2024.04.23

2023年度 介護福祉士 テクノエイド研修会を開催しました

腰痛は、働く人が業務においてり患することが最も多い疾病です。特に介護業務においては、腰部に過重な負担のかかる作業が多くあり、業務上疾病のうち、約8割を腰痛が占めています。また、老人介護分野においては、今後一層の高齢化の進展により介護労働者の増加が見込まれ、腰痛についてもその増加が懸念されています。
その中で当会では、厚生労働省が示している「職場における腰痛予防対策指針」に基づき、ノーリフトに関する指導的役割を持つリーダーの養成を目的に「テクノエイド研修」を実施しています。
(※テクノエイド=高齢者や障害者、要介護者などの個々の状態や活動特性に合わせて、生活をサポートするための道具やツール)
レベルに応じて中級・上級と分かれ2023年7月に外部講師を招き、課題解決に向けた実践の検討を、介護ベッドを用いながら具体的に行いました。
また、同年12月には学んだ内容を活用した取り組みを行い、その経過や効果について事例発表を行いました。その中で、厚生連全体で共有すべき改善事例を「優秀賞」と「優良賞」として、中級・上級から2名ずつ選定しました。介護職の質の向上、さらなる視野の拡大と次世代リーダーへの成長を期待しています。
各級の受賞者と発表演題名は下記をご覧ください。
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演題名をクリックすると発表資料(PDF)が閲覧できます。
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テクノエイド研修会の様子

中級 優秀賞

富士見高原医療福祉センター 老人保健施設 みづうみ 
杉山 一江(すぎやま かずえ)さん

演題名「ベッドコントローラーを使用した離床

中級 優良賞

下伊那厚生病院 デイケア なごみ 
熊谷 恵美(くまがい えみ)さん

演題名「床走行リフト活用による介護者、利用者の身体的負担の軽減

上級 優秀賞

佐久総合病院 小海分院 
吉岡 千恵美(よしおか ちえみ)さん

演題名「ベッド上患者のスライディングボード活用の事例

上級 優良賞

鹿教湯三才山リハビリテーションセンター 
山本(やまもと) 雅史(やまもと まさひと)(まさひと)さん

演題名「移動に関する介護を行う上でのヒヤリハット(インシデントアクシデント例)

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