腰痛は、働く人が業務においてり患することが最も多い疾病です。特に介護業務においては、腰部に過重な負担のかかる作業が多くあり、業務上疾病のうち、約8割を腰痛が占めています。また、老人介護分野においては、今後一層の高齢化の進展により介護労働者の増加が見込まれ、腰痛についてもその増加が懸念されています。
その中で当会では、厚生労働省が示している「職場における腰痛予防対策指針」に基づき、ノーリフトに関する指導的役割を持つリーダーの養成を目的に「テクノエイド研修」を実施しています。
(※テクノエイド=高齢者や障害者、要介護者などの個々の状態や活動特性に合わせて、生活をサポートするための道具やツール)
レベルに応じて中級・上級と分かれ2023年7月に外部講師を招き、課題解決に向けた実践の検討を、介護ベッドを用いながら具体的に行いました。
また、同年12月には学んだ内容を活用した取り組みを行い、その経過や効果について事例発表を行いました。その中で、厚生連全体で共有すべき改善事例を「優秀賞」と「優良賞」として、中級・上級から2名ずつ選定しました。介護職の質の向上、さらなる視野の拡大と次世代リーダーへの成長を期待しています。
各級の受賞者と発表演題名は下記をご覧ください。
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演題名をクリックすると発表資料(PDF)が閲覧できます。
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テクノエイド研修会の様子
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