JA長野厚生連では4月20日、令和6年度長野県厚生連薬剤師研究会第36回通常総会・学術講演会をハイブリッド方式にて開催しました。
この取り組みは、長野県厚生連薬剤師研究会を主体に、長野県薬剤師研修協議会、製薬メーカ等が共催し、年に2回企画しているもので、医療情勢にあったテーマで講演会・各事業所の研究・活動報告会を開催し、長野県厚生連病院の薬剤師の資質向上、連携強化につながっています。
当日は、県下厚生連病院等の薬剤師52名が長野市のJA長野県ビルに集合し開催しました。Web参加者は35名で、共催者等を含めれば100名規模の大会となりました。通常総会では2024年度の事業方針等が承認され、引き続き学術講演会を行いました。
学術講演会では、一般講演として、信州大学医学部附属病院精神科助教の中村敏範先生から「(高齢者の)睡眠マネジメント」をテーマにレクチャーいただき、特別講演では、鹿児島厚生連病院薬剤科長の佐多照正先生から「時代に適応した薬剤師業務と人材育成」と題しご講演をいただきました。
参加者からは「薬剤師としての役割とスキルアップの重要性を改めて確認できた。長野県厚生連が取り組む薬剤師資格手当と連動をはかり、薬剤師のスキルやモチベーション向上に力を注いでいきたい」などの声が聞かれ、日々の業務に生かせる有意義な研究会となりました。
また、新型コロナウイルス感染症の流行後、最大規模の参集となりました。若手職員からは「入職してから同じ厚生連病院の薬剤師の方と会話する機会があまりなかったが、交流できてよかった。病院内の薬剤部にはいない『同期』と交流できて心強かった」や、ベテラン職員からは「これがほかの病院にはない、厚生連の強み。大切にしていきたい」などの声が聞かれました。