医療事業

公的医療機関として地域医療、救急医療およびへき地医療にも積極的に取り組み、地域の基幹病院として、近隣医療機関、診療所と連携を密にし、診療機能の充実に努め、組合員、地域住民のいのちと生きがいのあるくらしを守るため日々努力を続けています。
利用患者数(年間)は、外来延べ約200万人、入院延べ約120万人です。
  • 救急告示医療機関

    救急隊による搬送や、夜間・休日に来院する救急患者へ医療を提供し、必要に応じて入院治療を行う体制を有しています。

    指定病院
    佐久総合病院本院、佐久総合病院佐久医療センター、佐久総合病院小海分院、浅間南麓こもろ医療センター、北アルプス医療センターあづみ病院、長野松代総合病院、北信総合病院、鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院、南長野医療センター篠ノ井総合病院、南長野医療センター新町病院、富士見高原医療福祉センター富士見高原病院、下伊那厚生病院
  • 臨床研修指定病院

    医師の卒後臨床研修の場を整備し「医師として、人格を養い、社会的役割を認識し、プライマリケアに関する態度・技能・知識を習得する」ことを目的に初期臨床研修医を育成しています。

    指定病院
    〈基幹型〉佐久総合病院佐久医療センター、浅間南麓こもろ医療センター、北アルプス医療センターあづみ病院、長野松代総合病院、北信総合病院、南長野医療センター篠ノ井総合病院
    〈協力型〉佐久総合病院本院、富士見高原医療福祉センター富士見高原病院
  • 救命救急センター

    救急医療の知識と経験を有するスタッフにより、24時間体制で重篤救急患者の救命医療に対応しています。また、信州ドクターヘリを運行し、長野県全域を視野に入れた救急医療を担っています。

    指定病院
    佐久総合病院佐久医療センター
  • へき地医療拠点病院

    周辺に医療機関がない地域への巡回診療、診療所への医師派遣、医療従事者に対する研修等の医療支援を積極的に実施しています。

    指定病院
    佐久総合病院本院、南長野医療センター篠ノ井総合病院、南長野医療センター新町病院
  • 地域医療支援病院

    紹介患者への医療提供、適切な医療機関への逆紹介を通じてかかりつけ医との連携を行い、医療機器の共同利用や地域医療従事者への研修も実施し、地域医療の充実を図っています。

    指定病院
    佐久総合病院佐久医療センター、南長野医療センター篠ノ井総合病院
  • 災害拠点病院

    災害による救命医療等の高度診療機能を持ち、被災地からの広域医療搬送に対し24時間対応可能な体制を有しています。

    指定病院
    佐久総合病院佐久医療センター、北信総合病院、南長野医療センター篠ノ井総合病院
  • 地域がん診療連携拠点病院

    専門的ながん医療の提供、患者・住民への相談支援や情報提供および地域連携協力体制の整備を行い、地域におけるがん医療の中心的な役割を担っています。

    指定病院
    佐久総合病院佐久医療センター
  • 地域がん診療病院

    地域がん診療連携拠点病院に準じ、拠点病院と連携し、専門的ながん医療の提供、患者・住民への相談支援や情報提供等の役割を担っています。

    指定病院
    北アルプス医療センターあづみ病院、北信総合病院
  • 地域周産期母子医療センター

    産科および小児科(新生児診療を担当するもの)等を備え、周産期(出産前後の時期)にかかわる比較的高度な医療行為を行うことを目的とした施設と体制を有しています。

    指定病院
    佐久総合病院佐久医療センター、北信総合病院、南長野医療センター篠ノ井総合病院
  • 認知症疾患医療センター

    認知症の診断治療・相談受付をはじめ、保健・医療・介護等各関連施設と連携を図りながら、地域における認知症医療を行なっている。

    指定病院
    佐久総合病院本院、北アルプス医療センターあづみ病院、北信総合病院
  • 第二種感染症指定医療機関

    二類感染症(急性灰白髄炎(ポリオ)、結核、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)、鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)に対する医療機関としての機能を有しています。

    指定病院
    佐久総合病院佐久医療センター、長野松代総合病院、北信総合病院
  • 地域医療人材拠点病院

    長野県内の医師不足及び医師の地域偏在の解消を図るため、医師の養成や医師不足が深刻な小規模病院等への医師派遣を行なっています。

    指定病院
    〈地域医療人材拠点病院〉佐久総合病院佐久医療センター、北信総合病院、南長野医療センター篠ノ井総合病院
    〈準地域医療人材拠点病院〉北アルプス医療センターあづみ病院
  • 難病医療協力病院

    長野県難病医療提供体制整備事業の一部を受託し、難病医療の拠点的機能を担う医療機関として、難病診療連携コーディネーターを配置し、県内の難病診療体制の整備に努めています。

    指定病院
    佐久総合病院佐久医療センター、北アルプス医療センターあづみ病院、北信総合病院
  • 紹介受診重点医療機関

    かかりつけ医などからの紹介状を持って受診いただくことに重点をおいた医療機関です。手術・処置や化学療法等を必要とする外来、放射線治療等の高額な医療機器・設備を必要とする外来などを行っています。

    指定病院
    佐久総合病院佐久医療センター、南長野医療センター篠ノ井総合病院

健康管理事業

JAと連携した「農民の健康を守る」活動、行政や関係団体等と連携した「地域住民の健康を守る」活動を積極的に展開しています。人間ドックは 1958(昭和33)年から開始され、現在13の施設で実施しています。また、1973(昭和48)年に健康管理センターを開設し、現在は9の施設で巡回による健康診断(集団健康スクリーニング)を実施しています。受診者の視点に立ち、健診内容の充実および精度管理向上に取り組んでいます。

人間ドック

本会共通検査内容での1泊2日、日帰り人間ドックを実施しています。また、がん検診等の充実したオプション検査も実施しています。人間ドックをご予約の方はHP、下記病院にお問い合わせください。
  • 集団健康スクリーニング

    健康管理センターや事業所を中心に、行政やJA、保険者等の関係団体と連携し、受診者のニーズのもと、地域巡回健診として特定健康診査をはじめとする各種法定健診およびその他健診に対応しています。
  • 各種がん検診

    巡回健診車による肺がん検診や病院内での各種がん検診を実施しています。
  • 事後指導

    健診後の健康相談、結果報告会等を実施し、受診者ご自身の健康状態をご理解いただき、その後の生活習慣改善にお役立ていただいています。
  • 健康教育

    地域住民を対象にした健康セミナーや農村医学夏季大学講座等の啓発活動を実施しています。

PET/CT装置による「がん」の診断

日本人の死亡原因の1位である「がん」は、早期に発見できれば、治癒する可能性が飛躍的に向上します。PET/CTはこれまでは発見が困難であったがんを早期に発見する診断方法です。本会はがん医療の質の向上に貢献するために、長野PET・画像診断センターと佐久総合病院佐久医療センターの2か所に装置を導入しています。
がんの病期診断・転移診断・再発診断を実施しており、地域の共同利用検査施設として、多くの医療機関から紹介をいただいています。また地域住民の健康を守るため、PET/CTがん検診を実施し、がんの早期発見に取り組んでいます。

PETとは、Positron Emission Tomography(ポジトロン・エミッション・トモグラフィ)の略称で、微量の放射性物質とブドウ糖から合成した18F-FDG(フルオロデオキシグルコース)という放射性医薬品を静脈注射し、その体内分布を特殊なカメラ(PET/CT)で撮影する画像診断法です。長野PET・画像診断センターはPET/CTの一体型撮影装置を2台、FDG製造のための自己遮蔽型サイクロトロン1台を配備しています。


介護福祉事業

高齢者が安心して地域で暮らし続けられるよう、JAや行政等各関係機関と連携し、介護保険サービスを展開しています。また、地域包括ケア体制を支え、介護保険サービスが適切に提供できるよう、スタッフの資質向上のための研修会、教育活動に積極的に取り組んでいます。

在宅医療

かかりつけ医等が自宅等での療養が必要だと判断した場合や通院が難しい場合、退院後、医師の指示のもと専門知識を持つ医療職が連携し自宅等を訪問することで専門的なサービスを提供します。


介護保険事業(介護保険サービス)

ケアプランの作成

ケアマネジャーが、利用者の心身の状況や置かれている環境に応じた介護サービスを利用するためのケアプランを作成し、そのプランに基づいて適切なサービスが提供されるよう、事業者や関係機関との連絡・調整を行います。

要介護1〜5と認定された方が利用できるサービス
●居宅介護支援
要支援1・2と認定された方が利用できるサービス
●介護予防支援

居宅サービス

◼︎家庭で利用できるサービス

利用者の自宅を訪問し、ケアプランに基づいて適切なサービスを提供します。

要介護1〜5と認定された方が利用できるサービス
●訪問介護 ●訪問看護 
●訪問リハビリテーション ●居宅療養管理指導
要支援1・2と認定された方が利用できるサービス
●介護予防訪問看護
●介護予防訪問リハビリテーション 
●介護予防居宅療養管理指導

◼︎施設へ日帰りで通うサービス

施設に通い、食事や入浴等の日常生活上の支援、生活機能向上のための機能訓練、口腔機能向上サービス等を日帰りで提供します。利用者の自宅を訪問し、ケアプランに基づいて適切なサービスを提供します。

要介護1〜5と認定された方が利用できるサービス
●通所介護 ●通所リハビリテーション
要支援1・2と認定された方が利用できるサービス
●介護予防通所リハビリテーション

◼︎施設へ短期間入所するサービス(ショートステイ)

医療系ショートステイは、医療機関や介護老人保健施設等に短期間入所し、看護・医学的管理のもと、療養上の介護や日常生活上の支援、機能訓練を提供します。

要介護1〜5と認定された方が利用できるサービス
●短期入所療養介護
要支援1・2と認定された方が利用できるサービス
●介護予防短期入所療養介護

福祉系ショートステイは、特別養護老人ホーム等に短期間入所し、入浴・食事等の日常生活上の支援や機能訓練を提供します。

要介護1〜5と認定された方が利用できるサービス
●短期入所生活介護
要支援1・2と認定された方が利用できるサービス
●介護予防短期入所生活介護

◼︎小規模多機能型居宅介護

住み慣れた地域で自立した生活をし続けられるように、通所サービスを中心として訪問・宿泊サービスを組み合わせ、日常生活上の支援や機能訓練を提供します。


◼︎看護小規模多機能型居宅介護
(複合型サービス)

「通所」「泊まり」「訪問看護・リハビリ」「訪問介護」「ケアプラン」のサービスを一体化して、一人ひとりに合わせた柔軟な支援ができるよう看護師を中心とした包括的なケアを提供します。

施設サービス
(施設等で生活しながら受けるサービス)

◼︎介護老人保健施設

病状が安定した方や病院から退院した方に対し、看護・医学的管理のもと介護や機能訓練を行い、在宅復帰に向けた自立のためのサービスを提供します。


◼︎介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム)、
地域密着型介護老人福祉施設

介護が必要な方に対し、入浴や食事等の日常生活上の支援や機能訓練、療養上の介護を行い、できる限り自立した生活を支援します。


◼︎介護医療院

長期療養が必要な方に対し、看護・医学的管理のもと介護・その他必要な医療を行い、療養上の介護や機能訓練を提供します。


◼︎認知症対応型共同生活介護
(グループホーム)

認知症の方に対し、共同生活をしながら家庭的な環境と地域住民との交流のもとで、食事や入浴等の日常生活上の支援や機能訓練等のサービスを提供します。