厚生連通信

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<今月の健康>「しっかりと歯磨きをしましょう」 [健康バンザイ]

2019年02月25日

口の中には約700種類の細菌がいます。その中のストレプトコッカス・ミュータンスという細菌は、砂糖を含んだ食物を摂取すると、ショ糖を原料にして水に溶けにくく粘着性の高いグルカンという物質を作ります。これに多くの細菌が絡まってできるのが、プラーク(歯垢)です。プラークが付着したままになると、細菌が酸を作り出し、歯の表面が溶け出します。この状態を放置すると歯に穴が開き、むし歯になってしまいます。また、歯と歯肉の境にある溝(歯周ポケット)の中にプラークが溜まると歯周病菌が増殖して炎症が起き、歯肉から出血するようになります。このように、歯肉に炎症が起きている状態を歯肉炎といいます。この状態を放置しておくと、歯を支えている顎の骨が溶けるなどの影響が出てきます。症状としては、歯肉の腫れ・出血・膿が出る・歯の揺れ・口臭などが挙げられ、この状態を歯周病といいます。プラークが溜まらないようにしっかり歯磨きをすることが大切です。

■歯ブラシの持ち方
鉛筆を持つ様に握りましょう。特にプラークが付着しやすい部位は、【歯のかみ合わせる部分】【歯と歯の間】【歯と歯肉の境】です。磨き方の基本は、歯を1本から2本ずつ磨くイメージで、細かく左右に動かす事です。磨く時の力加減は、隙間に毛先が入るくらいの力加減とするように心がけましょう。強い力で磨いてしまうと毛先が広がり隙間に入り込めず磨き残しが多くなってしまうためです。入れ歯が入っている場合は、外してから口の中を清掃しましょう。歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくいので、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使用することでプラークの除去率を上げることが出来ます。睡眠中は唾液の量が減少しむし歯になりやすいので、1日の中でも夜の歯磨きは特に大切です。時間をかけて丁寧に磨きましょう。

■最後に
健康なお口 8020(80歳で20本) を目指しましょう。そのためには、日々の正しい歯磨きと定期的な歯科検診が大切になります。

JA長野厚生連南長野医療センター篠ノ井総合病院
歯科口腔外科 歯科衛生士 近藤 花奈(こんどう かな)

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