厚生連通信

厚生連通信

<今月の健康>「地域包括ケアシステムについて」 [健康バンザイ]

2019年01月25日

現在長野市では医療・介護・予防・生活支援等が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を進めています。地域包括ケアシステムとは、介護が必要な状態となっても、人生の最期まで住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる地域づくりのことです。団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に進められています。今後、一人暮らしや夫婦のみの高齢者世帯、認知症の高齢者はさらに増えると予想されます。一方、働く世代は減少するため、社会の「担い手」が減ると見込まれています。核家族化により人間関係が薄くなることや高齢者が社会的に孤立することも問題になっています。そのなかでどのように地域づくりを進めていくかが課題です。

ひとり暮らしや夫婦のみの高齢者世帯、認知症の高齢者の増加が進むと、在宅生活を続けるために医療や介護サービスだけでなく、日常的な生活の支援が必要な方も増えてくると考えられます。行政サービスだけでなく、生活支援サービスを担う事業との連携が求められます。また同時に、元気な高齢者に生活支援の担い手として活躍してもらうなど、高齢者が地域の社会のなかで役割を持つことが、生きがいや介護予防にもつながるのではないかと考えています。

当院のある松代地区では、元気な高齢者が社会参加し、お互いに助け合える地区をつくろうという取り組みとして、平成29年8月に介護予防・生活支援推進委員会が設立されました。長野市の各関係機関や福祉関係団体との連携を図り、情報の共有化や活動の継続・推進を行うなかで、"どんな助け合いがある地域にしたいか"などを話し合う役割を担っています。地域の区長を中心として、地区ごとで地域住民を主体とした「はつらつ健康体操」を公民館で行うなど、支え合いができる地域づくりを進めています。

JA長野厚生連長野松代総合病院
地域医療連携課 課長・社会福祉士 滝澤 秀敏(たきざわ ひでとし)

お知らせ

最近のエントリー

カテゴリ別に見る

月別に見る

RSS