厚生連通信

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<今月の健康>「トイレが近くて、お悩みの方へ」 [健康バンザイ]

2018年11月30日

私たちは幼い頃から人前で「トイレの話」をしてはいけないと言われてきました。その上、デリケートでプライベートなことであるため、自分以外の人がどうなっているのかを知ることが難しく、多くの方が悩まれています。

トイレが近い、いわゆる「頻尿」の原因は年齢のせいだけではありません。病気が原因で通常よりも多くの尿がつくられるために頻尿になることがあります。主な疾患として、糖尿病・うっ血性心不全・腎臓障害などで、これらの疾患は適切な治療で治ることがありますので、まずは医療機関の受診をおすすめします。

次に膀胱の機能が原因の頻尿があります。膀胱は、例えるなら紙風船の様に簡単に膨らんだり萎んだりします。しかし、ある程度の量のおしっこを膀胱に溜めずにいると膨らむ力が弱くなって、溜められる量もどんどん少なくなります。そのため時にはトイレを我慢して膀胱におしっこを溜めることも必要です。もう一つは、過活動膀胱です。これは少しでもおしっこが溜まると自分の意志とは関係なく、膀胱が活発に動いて、トイレが我慢できなくなる症状です。

これらの症状は、膀胱を支えている「骨盤底筋(こつばんていきん)」を鍛えることで、良くなることもあります。骨盤底筋は、膀胱の下にある筋肉です。鍛える方法は、5秒ほどかけて内臓を頭の方に引っ張り上げるイメージで同時にお尻の穴をキュッと締めます。その後、また5秒かけてゆっくりと緩めます。これを繰り返します。インターネットで「骨盤底筋体操」と検索していただくと動画つきで紹介をしているサイトがあります。

トイレのことが気になって外出を控えたり、やりたいこともあきらめている方は、ぜひとも泌尿器科などの受診をおすすめします。人生100年、やりたいことをあきらめないで、豊かで楽しい生活を送っていただきたいと思います。

JA長野厚生連富士見高原医療福祉センター
富士見高原病院 皮膚排泄ケア認定看護師 桐生 奈美(きりゅう なみ)

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