厚生連通信

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<今月の健康>「熱中症について」 [健康バンザイ]

2018年08月01日

毎日「熱中症警戒レベル」がアナウンスされ、高温多湿で悩ましい日本の夏を迎えました。

昨年は、全国で4万人余りが熱中症のため救急搬送され、その内65歳以上の高齢者の割合は49.2%で、家の中で発症された方は27.1%でした。今年も4月末から多くの方が救急搬送されています。

熱中症の症状は、めまい・立ちくらみ・筋肉痛やこむら返りなどの軽い症状から、頭痛・吐き気や重症となれば、自分の名前が言えないなど応答ができない、意識がもうろうとなる、全身のけいれんが起きる、などが見られます。

熱中症が疑われる人を見かけたら、涼しい場所へ移動させ、衣服を緩めて安静に寝かせます。エアコン・扇風機・濡れタオルを当てて団扇で扇ぐなどして、体を冷やします。冷たい水を与え、たくさん汗をかいた時は、スポーツドリンクや塩飴などで塩分も補給します。自分で水分が摂れないときや、症状の改善が見られない場合は、医療機関の受診が必要になります。

なお、汗で失われた水分をビールなどのアルコール、コーヒーや緑茶で補給しようとするのは利尿作用があるため逆効果です。心臓や腎臓、その他持病をお持ちの方は、熱中症対策について普段からかかりつけ医師のアドバイスをもらっておきましょう。室内でも温度計を置き、室温が上がりすぎていないか時々チェックし、無理な節電はしないで、適度に扇風機やエアコンを使用することも大切です。

熱中症のかかりやすさは気温だけでなく湿度が大きく関連します。その地域の危険度をメールで無料配信するアプリや、加齢により暑さやのどの渇きに鈍くなる高齢者や、炎天下で作業・スポーツをされる方に危険度を教えてくれる「暑さ指数測定器」なども販売されています。

一人一人が熱中症の正しい知識を持ち、自分の体調の変化に気をつけるとともに、子供や高齢者には周囲が協力して注意深く見守り、声掛けすることが重要です。

熱中症を予防して、元気な夏をお過ごしください。

JA長野厚生連南長野医療センター新町病院
看護師 峯村 せき子(みねむら せきこ)

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