厚生連通信

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<今月の健康>健康のため禁煙しましょう [健康バンザイ]

2018年04月27日

タバコに関するいくつかの誤解を紹介します。

【誤解①】低ニコチン低タールのタバコに変えたので、健康への影響は少ない。
 健康のため軽いタバコにしたという話をよく聞きますが、あまり効果がありません。「マイルド」や「ライト」と名の付いたタバコは、フィルターの側面に空気の通る穴が多く開いているだけです。機械がタバコを吸う実験では、低ニコチン低タールの測定値が出ますが、人が喫煙する際は、指や唇でそのフィルターの穴が塞がれるので、低ニコチン低タールとは、なりません。

【誤解②】健康のためタバコの本数を減らした。
 元々1日30本吸っている人より、10本吸っている人のほうが、健康への悪影響は少ないのですが、30本から10本に減らした場合は、1本を短くなるまでしっかり吸うので、血中のニコチン濃度は、あまり変わらないと言われています。健康のためには、禁煙しましょう。

【誤解③】タバコはストレス解消になる。
 ニコチン切れのストレス、禁断症状が、タバコを吸うことによって和らぐのを、ストレスが解消したと錯覚しているに過ぎません。禁煙に成功された方が、禁煙後はむしろストレスが減ったと言われます。

【誤解④】タバコは認知症を予防する。
 過去に「喫煙はアルツハイマー型認知症を予防する」とした症例対照調査と小規模追跡調査が発表されましたが、その後、「喫煙はアルツハイマー型認知症を引き起こす」という、より信頼のおける大規模追跡調査がいくつも発表され、現在ではタバコを吸うと認知症になりやすいと、医学的には証明されています。

【誤解⑤】禁煙外来は費用が高い。
 禁煙外来の費用は高いのではと心配されている方がいますが、健康保険を使うと、自己負担3割の場合、12週間の治療で合計2万円程度です。1日あたり240円程度で、タバコ代よりも安いかたが多いかと思われます。

誤った情報に惑わされることなく、健康のため禁煙しましょう。

JA長野厚生連南長野医療センター篠ノ井総合病院
健康管理科部長 千野 雅章(ちの まさあき)

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