厚生連通信

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〈今月の健康〉「いつまでも イキイキ脳で過ごしましょう」 [健康バンザイ]

2017年10月23日

最近、物忘れが多くなった。仕事や家事などいつもできていた事がスムーズにできなくなった。また何となく元気や意欲がなくなった。等の症状がある場合は軽度認知障害が始まっているかもしれません。

軽度認知障害とは健常と認知症とのグレーゾーンで、日常生活には殆ど支障きたすことはありません。厚生労働省の推計では65歳以上の約13%の人が軽度認知障害で、このうち1年間で12%、6年後には80%の人が認知症に進むといわれています。

認知症にはいろいろなタイプがありますが、この段階で原因を突き止め、適切な治療を早期に始めれば、認知症の進行を遅らせたり、原因となっている疾患の種類によっては治療可能で治る場合もあります。周囲の者や本人が何かおかしい、今までと違うと思ったら、物忘れ外来や神経内科への受診をお勧めします。

では、脳の健康を守るためには、どうしたらよいでしょうか?よく言われているのは脳を使う事です。例えば、少し面倒な課題に積極的にチャレンジしてみましょう。「ちょっと頑張ればできそう 」ともがいているときこそ脳がフル回転します。また、炊事・洗濯・掃除などの家事を「毎日のことだから」と適当にやり過ごしていると脳はあまり働きません。しかし同じ動作を「心を込めて」行うと扁桃体が刺激され記憶が強化されます。またいい感じの自分をイメージして取り組むと効果的です。脳トレを勧められたとき、「今さらやってもしょうがない」と否定的になるよりは、「脳トレに取り組めば、脳がさえていきいきと充実した毎日を送れるようになる」と肯定的に捉えたほうがやる気にかかわる線条体という部分が活性化されます。そして日常生活で脳を使うことに加え、バランスの良い食事と有酸素運動を定期的行ない、高血圧や糖尿病など、生活習慣病の予防や改善に努めることも重要です。更に、人とのコミュニケーションや社会参加を心がけることも効果的です。

脳を使ってイキイキ脳で過ごしましょう。

JA長野厚生連下伊那厚生病院
健康管理課 看護師 滝川 なつ枝(たきがわ なつえ)

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