旬の食材を食べよう!
お店に買い物に行ったとき、皆さんは何を基準に食材を選びますか?
やはり新鮮なもの、安全なものを選ぶのではないでしょうか。新鮮な食品は栄養の損失も少ないですし、食べてみてもおいしさを実感できると思います。
最近では、食品の生産技術が上がり、季節に関係なくスーパーにはさまざまな食材が並んでいます。いつでも食べたいときに食べたいものが手に入ることは、ある意味贅沢であり、ありがたくもありますが、それと同時に食べ物の旬がいつなのか分からない人や知らない人が増えてきています。
ここで、もう一度食べ物の旬について考え、食生活を見直していきたいものです。
例えば、ほうれん草の旬は冬場ですが、これも今では季節を問わず一年中お店で手に入る食品の一つです。しかし、ビタミンCの含有量を旬のものとそうでないもので比べてみると、茹でたほうれん草100gに対し、冬場は30㎎、夏場は10㎎。
同じ食材でも旬の時期とそうでない時期で栄養価が変わってきます。そして、旬だからこそ食材の出回る機会も多く、よりおいしく、値段も安く手に入るようになります。
さらに、この時期はほうれん草のほかに、にんじん、山芋、ごぼう、れんこんなどの野菜、リンゴ、みかんなどの果物、サバ、ブリなどの魚が旬になります。旬の食材は栄養価が高いだけでなく、その季節にとれるからこそ、その季節にあった効能を持っています。夏にとれるきゅうりやナスは食べることで体を冷やし、夏バテを防いでくれます。逆に冬にとれる野菜や果物は体を温め、それらを食べることで寒い冬を乗り切ることができるのです。
旬の食材は、おいしいのはもちろん、その季節を実際に体感しながら楽しむこともでき、自然に沿ったものだからこそ体にも良いので、ぜひ毎日の食卓に取り入れていきましょう。
小諸厚生総合病院 管理栄養士 中澤 弘美




