日本茶でくつろぎタイム
仕事や家事の合間のティータイムは格別。生活に「ホッ」と息抜きの時間を与え、ストレス解消にも役立つ日本茶。お茶を知り、一層深みが増したお茶をいただいてみませんか。
わが国での始まり
およそ1200年前、最澄・空海などの留学僧が唐からお茶の種子を持ち帰り、日本に伝わったとされています。当時、お茶は非常に貴重で僧侶や貴族階級以外は口にすることができませんでした。
お茶の分類
緑茶も紅茶も烏龍茶もすべて同じ葉からできているのをご存知ですか。栽培方法、摘採時期、製造工程などの違いによって、色、香り、味の異なるお茶になります。
お茶に適した水
お茶を入れるのには「軟水」が適しています。日本の水道水はほとんど軟水のため、使用に問題はありませんが、塩素を含むので沸騰させてからの使用をお勧めします。市販の飲料水は「硬水」もあるので表示を確認しましょう。
香味成分を引き出すお湯の温度
・煎茶:70~80度…カテキンを多く含み、旨みと渋みが引き出る。
・玉露:約50度…テアニン(旨み成分)を豊富に含み、テアニンが引き出る。
・玄米茶、ほうじ茶、紅茶:約100度…旨み、渋み成分が少なく、香りや渋みの成分が引き出る。
お茶の効能
カテキンはお茶の渋み成分で、抗菌作用に加えコレステロールや血圧の上昇を抑制する作用が認められています。ほかにも発がん物質の働きの抑制や食中毒の予防などの効能が期待されています。
カフェインには覚醒作用がありますが、空腹時の摂取は胃を刺激するため気をつけましょう。
テアニン(アミノ酸)には大脳の働きを助ける効能があります。太陽光線が影響するといわれており、照射の制限により品質向上の試みもあるようです。
日本茶はビタミンA、C、D、E、B1、B2を含み、微量成分としてカリウム、マンガン、りん、亜鉛、銅、セレン、フッ素が挙げられます。健康体を守る「機能性食品」として認められたのは、お茶にさまざまな効能があるからなのですね。
佐久総合病院 地域健康管理科 一本鎗 七恵




